1.活動目的
子供たちの生活と結びついた地域社会において、スポーツの本質を通じて一人でも多くの子供たちが「健全な心身の獲得」「一生を通じてスポーツを楽しむ事を獲得」し、合わせてサッカー固有の単純さ、多い失敗の競技特性の課題の克服によって子供たち一人ひとりが「夢」「自主・創造」「努力・忍耐」「敬意・感謝の念」を学び、子供時期の発達育成に寄与する事を目的とする。
2.活動の基本
子供の健全育成を目的に掲げた本クラブの活動は、サッカー好きの子供たちの自由時間を指導者や親たちで、そして地域の人たちの手を借りながらその実践に計画的、継続的に活動を行っていくものとする。その活動に当たっては、次の団体に属し活動していくものとする。
- 日本サッカー協会-香川県サッカー協会ー高松市サッカー協会
- 日本スポーツ少年団ー香川県スポーツ少年団本部ー高松市スポーツ少年団本部
- 高松市二番丁体育協会・亀阜体育協会
ー その活動の基本 ー
- 集団の中での個の育成
- 自主的で自発的であること
- 個人的にも、集団的にも歓びのあふれたものであること。
- 生涯にわたり続けていくであろう、スポーツの基礎を作る活動であること。
- 身体的、精神的に無理が無く、意欲を持って参加できる活動であること。
- 親たちは育成会を組織し、指導者と共に協力しながら活動に参加する。
- 指導者間また親との関わりで、互いに敬意をもって信頼関係を保つ。
- 万一事故が起きた場合においても、個人対組織体として、その問題解決に取り組み、指導者も安心して参加できる状況がある事。
ー スポーツ少年団への加入の意義 ー
少年のスポーツ活動はさまざまなかたちで行われているが、スポーツ少年団は、青少年をスポーツを通じて健全に育成しようとする公益法人であって、私利私欲を求める私的団体・組織の育成とは異なるものである。従って団体が少年団組織に登録する事により公的な性格をもつものとして、各方面からさまざまな援助がなされる。事故が起きた場合においても、相互扶助の精神が働き、個人対個人ではなく、個人対組織として扱われ指導者の立場からも安心してスポーツに参加し、楽しめる大きなメリットもある。
3.具体的活動
地域のスポーツ好きの、4歳から12歳(小学6年生)までの子供たちを対象として以下の活動で子供たちを育成する。
(1)基本活動=サッカー競技
公式競技会・競技会の参加
交流試合・フェスティバル参加、練習
(2)文化・学習活動
合宿、クリスマス会など
(3)地域活動
親子サッカー、地域事業への参加
4.指導指針
(1)指導者の心構え
- 一人ひとりを育てる心と意欲をもつ
- 運動技能を向上させる
- 子供の人間形成に寄与する
- 合理的、論理的にトレーニングに取り組む
- 常に学習を行い豊富な知識をもつ
- 厳しさと優しさをもつ
- 練習意欲を高める
- 規律やマナーを重んじる
(2)一貫指導
育成年代の指導者の役割は、プレイヤー一人ひとりを育てていくこと、すなわち個の育成である。そのためには勿論良いチームをつくることも必要な事である。個の育成の中でどうしても避けて通れないのが発達の個人差である。したがって発育発達に沿った一貫指導の必要性が不可欠である。一貫指導とはシステムでは無く、考え方・コンセプトである。
- U-6 遊びの時代
- U-8 生活環境の変化 ースポーツの基礎づくり
- U-10 黄金期の準備 ーサッカーの楽しさを大切に
- U-12 黄金期 -パーフェクトスキルの獲得
(3)コーチングの目的
- サッカーの楽しさを教える
動く楽しさ
かかわる楽しさ(仲間とのかかわり)
できる楽しさ(技術の習得)
わかる楽しさ(動き方がわかる・戦術的理解)
≪自分で判断してプレーする楽しさ≫
ゲームの楽しさ、歓び、(勝利する・得点する・ベストを尽くす)
- クリエイティブな選手の育成(局面に応じたプレー)
(4)指導の実践
●サッカーの基本
判断の為の要素⇒視野の確保
実践の為の要素⇒各種スキル
メンタリティ⇒闘志・集中
- 判断に働きかける指導
判断の為の材料⇒判断
ぬるま湯サッカーの排除
- 目標に対して焦点を絞った指導
行き当たりばったいの文句に陥らない
- 実戦的トレーニング
判断の要素が含まれていること
ゲームの要素が含まれていること
プレーする回数が多く、常に誰もが集中
高い集中力でよい習慣が身に付くように
- M-T-M
試合-なぜその技術・戦術が必要なのかゲームの中で「損」「得」を判断させる。
練習ー「損」を減らし「得」を増やすトレーニング
試合-「得」が増えたかゲームで試す。