設立趣意 of 紫雲JFC

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”爪食めば 子等思ほゆ、
     粟食めば 況してしぬばゆ、
 何処より 来たりしものぞ眼交に
      もとな懸りて 安寝し為さぬ”

と、山上憶良が歌った子供を思う気持ちは何時の時代も不変でしょう。しかし、時代の流れの中で、子供たちを取り巻く環境は随分と変わってきています。昨今の子供に関する暗い情報は、子を持つ親たちにとまどいを感じさせたり、不安を煽ったりしています。
 私たちは、それらの状況を真摯に受け止め、未来に限りない可能性を秘めた子供達を育む為に少しでも多くの新しい学びの場、育つ場づくりの為に、家庭・地域が協働して対応していかなければならないと思うのです。
 そこで、私たちは、子供たちは、子供たちの生活と結びついた地域社会においてサッカーをもって子供たちが「健全な心身」「一生を通じてスポーツを楽しむ基礎づくり」獲得の為に、”歓びのあふれた空間・場”をこの度、立ち上げる事にしました。
 「サッカー」の魅力は、ボールを追い、巧みに扱う楽しさ、自由に判断し走ったりはねたりの動きの楽しさ、相手と競り合う面白さ、得点した時のうれしさ等色々挙げられます。それぞれの魅力は、子供たちの自発的な活動を通じて健康はもとより夢・目標を育み、その達成に向けて継続していく努力は、強い意思や創造性を育みます。また、手を使わず全身の他の部分を使ってプレーする競技特性は助け合う気持ちを育み、仲間の大切さ、仲間への思いやりの心を育てます。そして、フェアプレーの大切さを教えます。一方親御さんたちは、一生懸命プレーする自立した子供たちの姿を見て励ましたり、ほめたりして愛情一杯の心を注ぎながらたくましく成長していく子供たちを応援する楽しさがあります。この魅力あるサッカーをして子供たちの健やかな成長・人間形成を目指した”空間・場”の「サッカー少年団」の活動のカタチは、サッカーの魅力を前面に子供たちを核にして、専門指導者が明朗活発なたくましく・たのもしい子供たちの育成を目指し取組ます。その活動を運営するにあたり、御父兄及び地域の皆さん方の深いご理解と暖かいご支援のお力添えを得て進めていきたいと考えています。


”気高い夢をみませんか。”
”一緒に夢を見ませんか”
”育ち行く子どもと一緒に歩みませか”
”エンジョイ スポーツ!” ”エンジョイ サッカー!”

開かれた「サッカー少年団」を設立するに当たって、甚だ恐縮ではありますが、何とぞ甚大なご理解と、ご協力を承りますよう心よりお願い申し上げます。

昭和57年12月14日    

玉藻クラブ代表者 中村 昇